こんにちは。ゴールデンレトリーバーのカイザー(仮名)です。
遊びだしたら体力底なし。もうすぐ3歳ですが、犬生はまだまだこれからです。

カイザーをドイツ語で書くとKaiserです。
Kaiserには皇帝っていう意味があります。
そう、僕って皇帝なんです。今日は大変良いお天気。絶好の花見日和です。
なのにリビングの片隅から、下僕2のうめき声が聞こえてきます。
『マダニが……マダニがこんなところにいる……
捕まえなきゃ……セロテープ、セロテープ……』
『なんでマダニが室内に……陛下にはフロントラインしてるのに……
里山から戻って真っ先にブラッシングしたのに……シャンプーだってしたのに……』
『……肌がチクチクする……かゆい……なんだろう……うげっ』
『いつのまにか私、マダニに食いつかれてる……
しかも引っ掻いて無理矢理とっちゃってる……』
『……足が3対6脚……幼ダニじゃん……』
『なんで孵化してまもないマダニが室内に……もしかしてうちで孵化したのかな……』
『うわあ、よくみたらここにも! あそこにも! でっかいマダニがいる!』
『ひぃいいい! やばい! 自宅deマダニあうとぶれいく!』『セロテープで捕殺、セロテープで捕殺、セロテープで捕殺……』
『うわあ! ねこさんの目元にもマダニがいる! どうしよう、どうやってとろう!』
『ねこさん、目元さわらせてくれるかな。ひっかかれるかな。でもマダニとらないと!』
『ああ動かないでねこさん! 嫌がらないでねこさん!』
『ねこさんフロントラインしてあったっけなぁ。陛下はしてあるんだけどなぁ』
『……ってゆーかうちにねこさんいたっけなぁ……』
『いないよ! うちにはねこさんいないよ!!』「目が覚めたか、下僕2よ」
「ずいぶんうなされておったぞ。二度寝などするから悪い夢を見るのだ。
さっさとコーヒーでも飲んで視察の準備をせい」
「む? その顔さては、
『今日のブログは夢オチでいいかな、4月1日だし』などと思っておるな?」