こんにちは。ゴールデンレトリーバーのカイザー(仮名)です。
いつのまにか3歳になりました。もうすっかり大人の漢です。

カイザーをドイツ語で書くとKaiserです。
Kaiserには皇帝っていう意味があります。
そう、僕って皇帝なんです。突然ですが、このブログの書記を務める下僕2は、カブトムシが好きです。
成虫はもちろんですが、幼虫も好きです。むしろ幼虫が大好きです。
視察の時間が夜間~早朝に限定される夏期。
僕はしばしば下僕2の昆虫採集につきあわされました。
下僕2のカブトムシ採集スタイルは、主に灯火採集。
夜間、光に向かって飛びたがるカブトムシが、街灯に突っこんで道路に落ちてきたところを拾います。

(※画像はイメージです)
下僕2曰く、これは『保護活動』なのだそうです。
道路でひっくり返ってバタバタしているとクルマに轢かれてしまうので、
そうなる前に保護しているのだ、と。

(※画像はイメージです)
実際、轢かれて潰れたカブトムシを何度も見かけました。
カブトムシの保護はタイミングがすべてです。

(※画像はイメージです)
カブトムシが道路の真ん中でもがいていたりすると、ことは一刻を争います。
たとえ僕がほかの犬の痕跡を確認している最中でも、下僕2は
『お急ぎください、陛下!
クルマがくる前に拾わないと、かぶとんが轢かれてしまいます!』
などと言いながら僕のリードをぐいぐい引っ張ります。

僕の視察よりカブトムシの保護が優先されるのは不愉快ですが、仕方ありません。
慈悲深い皇帝として後世に名を残すため、ひたすら我慢しました。

というわけで、これより先、下僕2の虫画像フォルダが火を噴きます。
虫好きさん以外には閲覧をオススメできません。

ここまで愚痴におつきあいいただけただけで、僕は十分です。
この先、僕メインの写真は一枚もありませんので、
虫の写真に興味がない方は、引き返してくださって構いません。
さて、どうしますか?
引き返す/先に進む
いいんですね?
本当にいいんですね?
ではいきますよ?
はい、こちらです!
じゃん!
じゃじゃん!
じゃじゃじゃじゃん!これみんな、道路に落ちてました。
下僕2曰く、『カブトムシ採集は、6月下旬~8月上旬の、
台風が去った直後の天気が落ち着いた夜が良さそう』とのことです。
下僕2は『採ったら倍にして返す』主義。
拾ったカブトムシは衣装ケースで終生飼育し、たっぷり卵を産ませます。

この写真は去年の秋、カブトムシを育てていた飼育マットをご開帳したときのものです。
幼虫が100匹くらいいました。

幼虫たちは、庭でたっぷり腐葉土を食べて大きくなり、
今年の7月下旬~8月上旬にかけて、次々と成虫に。
多数の脱走者を出しつつも、何匹か捕獲し、今年の樹液ポイントにリリース。

このうち何匹かは人間の子供に引き取られ、夏休みの自由研究対象になったことでしょう。
脱走した分も含めれば、10匹採集して100匹リリースしたことになります。
倍返しどころの騒ぎではありません。
半沢直樹も真っ青です。
ちなみに僕はカブトムシを食べたり叩いたりする趣味はありません。念のため。
以上、夏の夜の保護活動についてお伝えしました。
さて来年の夏はどうなることやら……。