こんにちは。ゴールデンレトリーバーのカイザー(仮名)です。
3歳半を過ぎましたが、歩き出したら体力底なし。寒い季節は絶好調です。

カイザーをドイツ語で書くとKaiserです。
Kaiserには皇帝っていう意味があります。
そう、僕って皇帝なんです。1月29日、公用車のタイヤがスタッドレスになりました。
それから2週間ほどたったある日。

「それにしても下僕2よ、スタッドレスタイヤなど、心配性の下僕1がよく許したな。
あやつは雪道走行には非常に消極的だと思っていたが」
『心配性だからこそ許してくれたんですよ。
このクルマは、陛下の御身になにかあったとき、動物病院へお運びするための大切な車両。
昨年の大雪のときのように、「雪で何日も走行不能」などということがあっては困るのです』
「なるほど。その気配りは嬉しいぞ」

『スタッドレスにした以上、雪道走行の練習を積まなければなりません。
いくら道具を買いそろえても、使いこなせなくては意味がありませんから』
「うむ。正論である」

『と、いうわけで、今日は練習におつきあいください、陛下』
「なぬ?」

画像はイメージです
『高速道路で一気に雪道へ出るという手もありますが、いきなり凍結路面を走るのは怖いので……』

画像はイメージです
『まずは「路肩にちょっと雪が残ってる」程度の道を走ってみたいと思うのです』
「それってつまり……」
『れっつごー国道413号、道志みち! 陛下も是非ご一緒に!』
「断る!」『まあまあそうおっしゃらずに』
「断ると言ったら断る!」『………………うふ♪』
「きゃー 誰か助けてー いやぁあああああああ!」誰も助けてくれないまま、以下次号。