こんにちは。ゴールデンレトリーバーのカイザー(仮名)です。
もうすぐ4歳の成犬男性。体力の絶頂期を日々謳歌しています。

カイザーをドイツ語で書くとKaiserです。
Kaiserには皇帝っていう意味があります。
そう、僕って皇帝なんです。それは、皇帝直轄領における日中の最高気温がせいぜい12~13℃という、
2月中旬のある日のことでした。

僕は下僕2によって公用車に押しこめられ、神奈川県立相模湖公園に連れてこられてしまいました。

相模湖で泳ぐためにここへ来たのかと思いきや……。
『休憩終了です、陛下。車に戻りましょう』
「はい?」
『すぐそこに中央自動車道の相模湖インターチェンジがあります』
「まさか……」
『れっつごースタッドレスde河口湖!
今日も下僕2めの雪道走行練習におつきあいいただきますよ~、陛下!』
「いやぁあああああ!!」
『ご覧ください、陛下! 富士山がとってもきれいです!』「いいから前を見て! ちゃんと道路を見て!」
『道中ほとんど乾燥路面でしたね~ この角を右折で道の駅かつやまですよ、陛下』

「……………………」
『いかがでしたか、陛下? 道志みちをぐねぐね走るより高速道路を利用した方が、
時間的にも乗り心地的にも、お身体への負担が軽かったのではないかと思うのですが』
「確かに
この前よりは、楽だった、ね……」

道の駅かつやま。そこかしこに雪が残っていました。

関東地方南部の皇帝直轄領ではなかなかお目にかかれない雪の量です。

特に裏側の駐車場は、ちょっとしたパラダイスでした。
次回は雪上でフィーバーする僕をたっぷりお見せします。