こんにちは。ゴールデンレトリーバーのカイザー(仮名)です。
遊びだしたら体力底なし。2歳半を過ぎましたが、犬生はまだまだこれからです。

カイザーをドイツ語で書くとKaiserです。
Kaiserには皇帝っていう意味があります。
そう、僕って皇帝なんです。そして私はPowerShot G15。キヤノンが誇る、ちょっと高級なデジタルカメラである。

高級な私には、さまざまな機能が備わっている。
「AEB撮影」もそのひとつだ。
AEBを設定しておくと、
シャッターを押されるたびに
私が自動的に露出を変えながら連続撮影を行い、
標準露出、マイナス補正、プラス補正の順番で、3枚の画像データを生成する。
実際にご覧いただこう。

1枚目。標準露出。ちょっとどんよりした仕上がりである。

2枚目。マイナス補正。さらにどんよりした仕上がりである。
3枚目。プラス補正。それなりに明るくて良い仕上がりである。
このときは標準露出を0に、補正は±2/3に設定してあった。
AEBの便利なところは、撮影のたびに露出をいじらなくても、
シャッターボタンひと押しで3種類の違う露出の写真が撮れるということ。
「これくらいの露出で撮ったらきれいかな?」と思う数値を中心に
±1/3~2の範囲で露出を変えて撮影できるのだ。
撮影者は撮れた3枚の中から1番気に入った仕上がりの写真を選べばよい。
ああ私って働き者。
もう1度ご覧いただこう。

1枚目。標準露出。かなりどんよりした仕上がりである。

2枚目。マイナス補正。不愉快なほどどんよりした仕上がりである。

3枚目。プラス補正。ほどほどの仕上がりである。
これも標準補正0、露出補正±2/3で撮影した。
雪の中のカイザー(仮名)を撮影するにあたり、AEBはとても便利だったという下僕2。
私としては、標準露出2/3、露出補正±2/3という設定を試してもらいたかったと思う。
それから……私には「スノー」という撮影モードが備わっているので、
できればこれも試してもらいたかった……。
取説にちゃんと書いてあるのだ。
「雪景色を背景に、人を明るく自然な色あいで撮影できます」と。
おそらくカイザーにも有効だったであろう。
先の大雪は、スノーモードを試すまたとない機会だったと思うのだが、
下僕2がこの機能の存在を失念していたらしく……非常に残念だ……。
私はPowerShot G15。キヤノンが誇る、ちょっと高級なデジタルカメラ……なんだけどな……。