こんにちわ。ゴールデンレトリーバーのカイザー(仮名)です。
もうすぐ1歳。まだまだ育ち盛り、食べ盛りです。

カイザーをドイツ語で書くとKaiserです。
Kaiserには皇帝っていう意味があります。
そう、
僕って皇帝なんです。あれは数ヶ月前、冬のある日のことでした。
近所の公園を視察中、僕は不思議なものに出会ってしまったのです。

光を放ちながら、ふよふよと宙に浮かぶそいつ……これが噂に聞く地球外生命体なのでしょうか。
皇帝として、見過ごすわけにはいきません。

「おい貴様、何者だ! 余の領土内でなにをしている?」

「なにをしているのかと聞いている! 余の問いに答えよ!」

「答えぬか! この無礼者ぉっ!」

「……あれ?」

「……なんだろう、この無力感。もしかして言葉、通じてない?」

「領民に危害を加える様子もないし……、……まあ良い、行っていいぞ」
……と、いうようなことがあったのですが。
今日、再び出会ってしまったのです、あのふよふよとした生命体に。

しかもこいつ、うちまでついて来ちゃいました。

こいつ歌ってます。絶対になにか歌ってます。
やだなぁどうしよう……。
※下僕2からのお願い※
画像にカーソルを乗せて、アルミ風船の言葉も聞いてやってください。