こんにちわ。ゴールデンレトリーバーのカイザー(仮名)です。
そろそろ1歳。まだまだ食べます、育ちます。

カイザーをドイツ語で書くとKaiserです。
Kaiserには皇帝っていう意味があります。
そう、
僕って皇帝なんです。さて、2012年5月13日は母の日でした。
その数日前のことです。
下僕2に玄関前に呼び出された僕は、「ダイソーで買ったカーネーションボール」を首にくくりつけられ、「おすわり」をさせられました。

今年の「母の日カード」を作るため、僕の協力が必要とのこと。
下僕2の手にはいつものカメラが握られていました。つまりアレです。撮影会です。
それでは早速、その成果をお見せしたいと思います。
「Nikon COOLPIX L22」が毎秒約0.9コマの連写でとらえた僕の
「一瞬の表情」を、そのときのやりとりとともに続けてご覧ください。
『お待たせしました、陛下! ささ、すてきな笑顔をお願いします!』

「……」
『……陛下、笑ってください! ねっ!』

「……」



「……あそこになにかおるぞ」
『陛下! 陛下! お顔が怖いです!
なにもご心配いりませんから、もっとにっこり!』

「う、うむ、こうか……?」
『はい! そうです、そうです! その調子で……』

「やはりあそこになにかおる!」
『陛下! 怖いです!
遠くの猫のことはお気になさらないでくださいってば!』

「……つまらん」

『ああああ申し訳ありません、
すぐ終わらせますのでもう少し頑張ってください!
おやつもご用意しておりますので!』

「おやつ?」

「おやつ!」

「……おやつ」

「おぉやぁつぅううう~」

「くれないの?」
『あ、あともうちょっとだけ……』
「あまり僕を待たせないほうがいいよ?」
結局、採用されたのはこの一枚だったようです。
母の日カードに歯グキむきだし写真なんて使えませんからね。

あ、そうそう、このあと、小次狼兄さんも撮られたらしいです。
どれが採用されたかなんて、言うまでもありませんね。

下僕2によれば、僕たちを撮るには連写機能が必須だそうです。
下僕1は普通にiPhoneで撮ってるけどなぁ。