こんにちは。ジャンガリアンハムスターの小次狼です。
私がこの世に生を受けて、1年以上の月日が流れました。

では私はこのへんで失礼します。お祈りの時間ですので。
待って、小次狼兄さん、もっとなにかしゃべって……!
……あー、もぐってっちゃった。ストイックな方なんだよなぁ……。
仕方がありません。
僭越ながら、ここは僕が引き継いで、小次狼兄さんの離宮をご紹介したいと思います。
小次狼兄さんの離宮は、「地下型の巣箱」という設計思想に基づいて造られています。

この設計思想を僕なりに理解して要約すると、次のようになります。
・生活の場を、プライバシーが保たれた居住スペースと、オープンでプライバシーのない活動スペースに分ける
・居住スペースの中はなるべく非公開とし、その中での生活スタイルは居住者に一任する
・居住者が、居住スペースと活動スペースを自由に行き来できるようにする
……正しくはこちらのサイトへどうぞ。 →
ハムスターの『地下型の巣箱』さて、小次狼兄さんの離宮最奥部、つまり居住スペースは、基本的に非公開です。
しかし、年に数回、離宮の大改修が行われる際は、すべてが公になります。
そしてつい先日、夏を前に大掃除……ではなくて、大改修が行われました。
大改修の際は、居住スペースとなる基本的な構造物、および敷き材、内装材がすべて交換されます。
これが、交換前の居住スペースです。

見事に使いこまれています。
「冬の離宮」の最奥部はこんなふうになっていたんですね。
そしてこれらが、新しい居住スペースとなる構造物です。
材料は空き箱とトイレットロールの芯。
下僕2が「でっきるっかな~」と口ずさみながらつくりました。
中は大部屋1つと小部屋4つに分かれているそうです。


敷き材と内装材は、このようなものが用意されます。
他に、ティッシュペーパーを裂いたものなども入れるようです。

敷き材を敷きつめて、構造物を配置したところです。

構造物の上にダンボールの板を載せ、お皿や砂浴び場、内装材などを置いて、下僕2の作業は完了です。

あとは、小次狼兄さんが少しずつ時間をかけて仕上げていきます。
DIYは小次狼兄さんの趣味なのだそうです。
それにしても、「地下型の巣箱」という素晴らしい理念がありながら、どうしてこんなものができあがってしまうのか……。
清水建設のコマーシャルに出てくる子供たちの方が、はるかに良いものをつくりそうです。
「ねえ下僕2、学校の美術の成績、どうだったの?」
『美術の成績ですか? 5段階評価で3くらいでしたよ』
「ああつまり……まじめに授業に出て、課題を提出してたっていう……」
『ええまぁ。それがなにか?』
「ううん、なんでもない」
小次狼兄さん、頑張って!