こんにちは。ゴールデンレトリーバーのカイザー(仮名)です。
遊びだしたら体力底なし。1歳ですが、まだまだ育ちます。

カイザーをドイツ語で書くとKaiserです。
Kaiserには皇帝っていう意味があります。
そう、僕って皇帝なんです。あれは忘れもしない、先月の3連休、初日の夜のことでした。

突然、僕は公用車に乗せられ、
近所のホームセンターの駐車場へ連れだされたのです。
閉店時間が押し迫る中、下僕2は大急ぎで「買い出し」へ。
一方、下僕1は、突然クルマに積んであった荷物を車外に放り出しはじめました。

駐車場ががら空きだからって、やりたい放題。
僕は呆然と見ているしかありませんでした。

荷物をすべて外に出し、
後部座席を折りたたんで荷物スペースの板をつけなおし、
最後に運転席と助手席を後ろに倒すと……、
公用車、とらんすふぉーむ!前座席から荷物スペースまで、全面がほぼ真っ平らに。
下僕1は満足げに記録写真を撮りはじめました。
しかし僕はこのとき、このような変形がなんの役に立つのか、さっぱりわかっていませんでした。
やがて、「蛍の光」のメロディとともに、下僕2がダッシュで買い出しから帰還。
車内の座席は元に戻され、散乱していた荷物も積みなおされ、
僕もクレート入りを強いられて、公用車、発進。

そして、長い長い1日がはじまったのです。
